土井けいじ 後世に語り継ぎたい漫画
皆さん、こんにちは。
土井けいじです。
まだまだ寒い季節が続きますね。
そんな季節は部屋の中でゆっくりと本を読むのもいいですよね。
小さい頃は本が苦手であまり読んでこなかったのですが、漫画だけは時間も忘れて夢中になって読んでいたのを今でも覚えています。
大人になり、経済の本や、仕事に関わる本、好きな経営者さんの本なども手に取るようになりました。もちろん漫画は今も変わらず読んでいます。
子供の頃は少ないお小遣いを握りしめて古本屋に行き、1冊100円程の漫画を集めていました。
大人になり自分でお金を稼げるようになってからは「大人買い」ができるようになったし、漫画に使えるお金の制限もなくなって、より多くの漫画を読めるようになりました。
ここまで極端ではないにせよ、子供の頃から大人になった今でも、ずっと漫画好きでい続ける方、一定数いらっしゃるのではないでしょうか。
だからこそ漫画は、子供にとっても大人にとっても共通の話題になるし、良いコミニュケーションツールなのではないかと思います。
ということで、今回は漫画をテーマに、発売された年代別で語り継いでいきたいなと思う人気漫画をどんどん記載していこうと思います。
どの年代にも次々と名作と呼ばれる漫画が生まれていますが、生まれた時代が違うからという理由で読まないなんてもったいない!
1970年代〜2000年代、大人にも子供にも必ず読んで欲しい漫画を紹介していきますので、この記事がきっかけで新しい漫画に触れる機会が増えるといいなと思っています。
紹介する作品が多いため、簡単に記載しています。
☆1980年代の人気漫画☆
◆漫画:「DRAGON BALL」
作家: 鳥山明 1 ~ 42 巻(完結)
一世どころか何世をも風靡し続けるであろう名作オブ名作。
誰もが知っている不朽の大作がゆえに、「実はちゃんとは読んだことないんだ……」という人も少なくないはずです。
七つ集めるとどんな願い事も叶うという「ドラゴンボール」を
筋肉むきむきの元気な主人公がオッスオッス言いながら集める話なんでしょと甘くみてはいけません。
亀仙人ってただのすけべじじいじゃなくてちゃんと強い人だったんだ!
ドラゴンボールを集めると出てくる神龍(シェンロン)って本当になんでも叶えてくれるんだね! そんな願いもアリなんだ!
ピッコロ大魔王強すぎる! って思ってたらフリーザ様もかなり強い!
スーパーサイヤ人の進化が止まらない!ページをめくる手も止まらない!
……と、読み終わってみればただただ打ち震え、両手をそっと構えて「かめはめ波」とつぶやく始末。そう、歴史に名の残る名作にはやはり理由があったのです。
その他のお勧め作品は下記です。
◆漫画:「北斗の拳」
◆漫画:「ジョジョの奇妙な冒険」
作家: 荒木飛呂彦 1~63巻(完結)
◆漫画:「タッチ」1~14巻(完結)
作家: あだち充
◆漫画:「キャプテン翼」
作家: 高橋陽一 1~21 巻(完結)
◆漫画:「Dr.スランプ」
作家: 鳥山明 1~18巻(完結)
◆漫画:「うる星やつら」
作家: 高橋留美子 1~18巻(完結)
☆1990年代人気漫画☆
◆漫画:「ONE PIECE」
作家: 尾田栄一郎 1~104巻(続巻)
時は大海賊時代。いまや伝説の海賊王G・ロジャーの遺した『ひとつなぎの大秘宝』を巡って、幾人もの海賊達が戦っていた。そんな海賊に憧れる少年ルフィは、海賊王目指して大いなる旅に出る!!言わずと知れた海洋冒険ロマン『ONE PIECE』。
1997年から連載開始、20周年・80巻以上を発刊してもなお、人気は衰えることを知りません。
「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定されています。
『ONE PIECE』の魅力は、もはや語るまでもないのですが、綿密に練られたストーリーと作画。ルフィの海賊王への冒険を、まだまだ一緒に続けたい!だが少しだけ終わりが気になるような、平成を代表する、いや、日本を代表する漫画です。
◆漫画:「名探偵コナン」
作家:青山剛昌 1~102巻
「たった一つの真実見抜く、見た目は子ども頭脳は大人、その名は名探偵コナン!」
おなじみのこの台詞、知らない方は少ないのではないでしょうか。
これだけ長きにわたって愛されてきた秘訣は、青山先生が生み出したキャラクター達の魅力にあると思います。
世界的推理小説家と伝説の女優を両親に持ち、だいたいのことは「ハワイで親父とやったことがある」天才高校生探偵・工藤新一、そして彼の仮(にしては長い)の姿である江戸川コナン。「おい工藤」「もろたで工藤」「せやかて工藤」と工藤大好きでおなじみの西の高校生探偵・服部平次。2018年、“100億の男”として一大ムーブメントを起こしたトリプルフェイス・安室透。そして、FBI捜査官にして謎多き凄腕スナイパー・赤井秀一……。これだけ紹介しても、映画の主役を張れるキャラクターがまだいるという層の厚さがすごいですね。
さらに、蘭姉ちゃん、灰原哀、少年探偵団、警視庁の面々もいます。絶対にどこかの沼にハマってしまうのです。
◆漫画:「NARUTO-ナルト-」
作家: 岸本斉史 1~72巻(完結)
王道中の王道!忍同士が超常的な能力を駆使して戦う、超人気バトル漫画!
忍術学校の落ちこぼれであるうずまきナルトの夢は、里の中で最強の忍者である「火影」になること。しかし、ナルトの出生には秘密があります!
誰もが知っているジャンプ漫画であり、海外でも人気があります!
『NARUTO』の魅力を挙げると、魅力的なキャラ・個性あふれる忍術・数々の伏線回収とキリがありません...そんな中でも私が特に魅力に感じている点は戦闘シーンの圧倒的な臨場感です。デッサン、構図、コマ割りのすべてが完璧で、頭の中で戦闘シーンが立体的に思い描けます。
面白いバトル漫画を読みたいと思っている人には、必ずオススメしたい一作です!
◆漫画:「鋼の錬金術師」
作家: 荒川弘 1~27巻(完結)
兄・エドワード・エルリック、弟・アルフォンス。2人の若き天才錬金術師は、幼いころ、病気で失った母を甦らせるため禁断の人体錬成を試みる。しかしその代償はあまりにも高すぎた。錬成は失敗、エドワードはみずからの左足と、ただ一人の肉親・アルフォンスを失ってしまう。かけがえのない弟をこの世に呼び戻すため、エドワードは自身の右腕を代価とすることで、弟の魂を錬成し、鎧に定着させることに成功。そして兄弟は、すべてを取り戻すための長い旅に出る…。
昨今の少年漫画の中でもっとも構成力のある作品はと問われたら、迷わず推すのが“ハガレン”。
正直、漫画の構成力って何かよくわかりませんよね。わかります。
とりあえず騙されたと思って1巻を開いてみましょう。……あれ、さっきの話がここでこう繋がるの……えっあの伏線がここで回収されるの……エルリック兄弟!!!……ここでこう来るのか!!と、あっという間に読み終わるはず。
その他のお勧め作品は下記です。
◆漫画:「DEATH NOTE」
作家: 小畑健、 大場つぐみ、 大場つぐみ 1~12巻(完結)
◆漫画:「BLEACH-ブリーチ-」
作家: 久保帯人 1~74巻(続巻)
◆漫画:「HUNTER×HUNTER」
作家: 冨樫義博 1~37巻(続巻)
☆2000年代人気漫画☆
◆漫画:「進撃の巨人」
作家:諫山創 1~34巻(完結)
手足をもがれ、餌と成り果てようと、人類は巨人に挑む!!
巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の戦いが始まってしまうのです。
アニメ化や映画化、その他数多くのメディアミックスによって知名度は抜群の『進撃の巨人』ですが、内容は実に濃厚でシリアス。
主人公のエレンやミカサと共に「巨人の謎」を解き明かすように進む物語の過程で、「巨人の謎」「世界の謎」を解くための伏線が何重にも張り巡らされています。
『進撃の巨人』には明かされていない謎が多いです。
エレンやミカサ、アルミンと共に、「この不条理な世界の謎」を解いていく。そんな楽しみ方をしていける作品です。
◆漫画:「キングダム」
作家:原泰久 1~67巻(続巻)
舞台は中国・春秋戦国時代。戦乱の世を終わらせ、中国を統一するという目的を掲げる政と、低い身分でありながらも、大将軍になるという野望を胸に邁進する信の物語。
主人公が己の才覚のみを駆使し、底辺からのし上がっていくという、成長ドラマ的な面白さはもちろん、一番の魅力は、個性的すぎる登場人物にあります。まず、どの人物もみんな「濃い」! 勧善懲悪などありえない戦乱の世だからこそ、誰もが己の信じる道を目指そうとします。熱い魂を秘めているという意味では、敵も味方もみな同じ。徹底して「人間」を描いているからこそ、彼らの生や死がリアルな実感を伴って胸に迫ります。
また、迫力ある戦闘シーンや、ピンチからの逆転劇など、単純にわくわくするシーンも盛りだくさん。
◆漫画:「銀魂」
作家:空知英秋 1~77巻(完結)
舞台は「天人(あまんと)」と呼ばれる宇宙人が横行している幕末の江戸。
万事屋を営む坂田銀時(銀さん)が、悪を斬ったり宇宙人と戦ったり糖尿に抗ったりと、八面六臂の活躍を見せます。
主人公なのに目が死んでいてやる気がない銀さんは、一見「友情・努力・勝利」のどれからも遠い存在のよう。しかし、実はケタ違いの強さと熱さと人情を持っていて、キメる時にはキマリすぎるほどキメてくれる、とってもかっこいいヒーローなのです。
コメディーパートはシュールさと独特のセリフ回しと謎展開で存分に笑わせてくれ、シリアスパートは手に汗握る駆け引きとアクションでじんわり泣かせてくれます。
その他のお勧め作品は下記です。
◆漫画:「ハイキュー」
作家:古舘春一 1~45巻(完結)
◆漫画:「僕のヒーローアカデミア」
作家:堀越耕平 1~32巻(完結)
◆漫画:「約束のネバーランド」
◆漫画:「鬼滅の刃」
作家:吾峠呼世晴 1~23巻(完結)
◆漫画:「東京卍リベンジャーズ」
作家:和久井健 1~25巻(完結)
◆漫画:「呪術廻戦」
作家:芥見下々 1~18巻(完結)
☆世代ごとの人気漫画 大考察☆
豊かな漫画文化を持つ日本では、きっと誰もが「好きな漫画キャラクター」を1人や2人は挙げることができますよね。では、昭和から現在までを振り返ると、これまでにどんなキャラクターが人気を集めてきたのでしょうか。『週刊少年ジャンプ』(集英社)黄金期のはじまりとされる時代である80年代以降の時代背景と漫画キャラの人気の傾向について、人気を集めた漫画の登場人物を振り返ると、『キン肉マン』や『北斗の拳』のケンシロウ、『ドラゴンボール』の孫悟空といった超人級のキャラクターたちが、多くの読者を熱狂させていました。
壮大なスケールで描かれる異次元の世界を舞台に、縦横無尽に活躍するキャラクターたち。個性的なキャラクターが続々と誕生し、読者は憧れやワクワク感を抱き、思いを馳せました。それが90年代に入ると一転、人気キャラクターの傾向に変化が起きるのです。
90年代に“ノストラダムスの大予言”ブームが拡大したこともあって、例えば『新世紀エヴァンゲリオン』など、世界滅亡や終末思想の要素が含まれる作品や、オカルトを題材とした漫画が非常に増えました。みんなが何となく不安を感じていた時代だったと思います。その影響もあって、「エヴァ」の碇シンジや渚カヲル、『幽☆遊☆白書』の蔵馬や飛影などが、人気を集めていました。80年代と比べると、“男らしさ”というよりも、中性的な魅力が増した印象です。
80年代から90年代は、画期的な技術や様々なカルチャーが大きな躍進を見せた一方で、日本の景気が大きく後退した“暗黒時代”でもあります。そんな時代に誕生した漫画で描かれるヒーローは、戦うことに疑問を抱き、葛藤する複雑な心境まで描かれることもあった。世界を救うよりも、家族や友人、恋人など、身近な場所にいる人を想い、大切にしたい。そんな繊細な内面をも描かれたヒーローたちの姿に、多くの読者が共感し、心揺さぶられたのかもしれないですね。
まだまだ書ききれない程のオススメ漫画がありますが、この記事を読んで少しでも気になった漫画がある方は是非、本屋へ足を運んでみてください。